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土地家屋調査士の現地調査とは【建物表題登記編】

土地家屋調査士に登記を依頼すると、
必ず対象不動産に伺い色々と調査を行います。
いわゆる「現地調査」です。

「土地家屋調査士が現地調査に来るらしいけど、何をするのだろう?」と
少し不安に思われる依頼者様もいるかもしれません。

今回は新築建物の表題登記のケースを例に、
現地調査で土地家屋調査士が何をするかをご説明します。

建物表題登記の現地調査で土地家屋調査士が行うことは
主に下記の4つです。

①床面積測量
②種類・構造調査
③建物位置確認
④写真撮影

それでは、それぞれ解説します。

床面積測量

文字通り建物の床面積を測ります。
もっとも新築建物の場合は、建築確認の平面図を事前に確認している場合が殆どですので、
その平面図と現地を対比して、相違点等を調査し、
必要に応じて測量することになります。
建築確認の床面積は建築基準関係法令の規定により算出されているのに対し、
登記する床面積は不動産登記法の規定により算出することになります。
その為、建築確認の床面積と登記する床面積が異なることは少なくありません。

種類・構造調査

建物の種類(使用用途)、構造(階数や屋根の種類、構成材料)を確認します。
種類は使用用途によって「居宅」、「店舗」、「倉庫」等を判断します。
居宅であれば問題ないのですが、
その他の種類の場合で内装や設備が未完成の為、使用用途が不明な場合は、
所有者の方にヒアリングさせて頂くこともあります。

建物位置確認

敷地上のどの位置に建物が建っているかを確認します。
隣地との境界から建物までの距離を複数個所測ることにより、
建物が建っている位置を特定します。
境界から建物までの距離が長ければ巻尺を使い、
距離が短ければコンベックスで測ることが多いです。

登記所へ提出する建物図面には最低2カ所以上、
隣地からの距離を記す必要があります。

写真撮影

調査の結果を裏付ける為、建物の各部屋と外観を撮影し、
登記所へ提出する調査報告書に添付します。
基本的には建物内部は全部屋を撮影しますが、
撮影されては困る部屋がある場合は、避けることも可能です。

以上が新築建物の現地調査で土地家屋調査士が行う主なことです。
建物の大きさにもよりますが、一般的な住宅であれば、
1時間以内にすべて完了することが多いでしょうか。

現地調査には清潔な作業着を着て、マイスリッパと測量道具をもってお伺いします。
新築のお建物を汚したり傷つけたりしないよう細心の注意をはらい、
作業を行いますのでご安心ください。

詳しい費用・お手続き内容はこちらをご確認お願いします。

特に千葉県船橋市やその近隣市(市川市、鎌ケ谷市、白井市、習志野市、八千代市、松戸市、千葉市等)で、
お建物を新築される予定の方、私共TOTALへぜひご相談ください。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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