相続手続きでは、遠くの役所から戸籍等を郵送で取り寄せる場合があります。定額小為替とは、その際に役所への手数料の支払いとして利用する送金方法です。普段、あまり馴染みのない方もおられるかと思いますので簡単にご紹介します。
まず、購入場所は、ゆうちょ銀行または郵便局の貯金窓口です。コンビニや銀行では購入できません。
そして、金種にかかわらず1枚につき200円(2022年1月17日より)の手数料がかかります。自治体のホームページ等で料金を確認し、なるべく少ない枚数におさめると費用を低く抑えることができます。
送付する際には、定額小為替の表(受取人)・裏(委任欄)にある記入欄には何も書かず、定額小為替払渡票がつながったまま(郵便局で購入したままの状態)で送ります。記入されると換金できない場合があり、役所から再度送付するよう求められる場合があるのでご注意下さい。
また、定額小為替には発行日から6か月の有効期限が設定されています。期限が切れた定額小為替を新しい期限で再交付してもらうこともできますが、これには1枚につき200円の手数料がかかります。そのため、余った定額小為替は、忘れない内にゆうちょ銀行または郵便局の貯金窓口にて換金しておくことをお勧めします。
このような点にご留意いただければ、スムーズに定額小為替を利用していただけるかと思います。ただ、郵便局の貯金窓口の営業時間が平日の日中(9:00~16:00)に限られている等、お忙しい方にはご面倒な点もあるかもしれません。
「郵送で戸籍を集めるのは大変そう」という方は、弊社でも相続のお手続きを承っておりますので、お気軽にお問い合わせ下さい。