当事務所は、令和5年11月1日に法人化して「司法書士法人TOTAL」となりました。
おかげさまで無事に1年半ほど経過いたました。ここで当事務所の体制による変化を振り返ってみたいと思います。
<司法書士一人時代>
・経験が足りていないのに、質問できる人はもちろん、話し相手がいない。
しかし、あらゆる先例集や書物にあたって自分で調べる、外部の人に恥を忍ん
で聞くという勇気は、この時が一番あったように思います。
・司法書士は、不動産決済・本人確認やご相談の面談など、実際に対面してお
客様対応をする場面が多々あります。体は1つなので、予定が重なって、途中
でお客様にお断りをいれることにならないか、びくびくしていたものこの時
期です。不動産決済などは関係する人数も多く、予定が重複した時には代替案
の提案が苦しかったです。
<屋号「司法書士事務所TOTAL」時代>
・平成19年8月8日に「司法書士事務所TOTAL」として、いわゆる事務所
名称(屋号)を日本司法書士連合会に登録しました。法人格、法人登記簿はあ
りませんが、司法書士も複数在籍、事務所員も増え、事務所業務に厚みがでて
きように思います。
・いわゆる法人化のメリットといわれる
業務の継続性・安定性の確保、分業化・専門性の確保、仕事の相互フォロー、
などは、実は法人化のメリットではなく、司法書士複数化や所員数増加のメリ
ットなのかもしれません。不動産決済等が重なっても、事務所内で調整可能と
なりました。
・事務所内で相談、事案蓄積、知識が共有できるようになりました。インターネ
ットの普及の影響も大きかった思います。
<「司法書士法人TOTAL」に法人化(現在)>
・令和5年11月1日に「司法書士法人TOTAL」に法人成り。
前述のように、ほぼ法人のような体裁をしていましたので、法人化はスムーズ
であったと思います。事務手続きはたくさんありましたが、まさに我々の本業
です。税理士法人TOTAL等の他士業の助けが得られることも大きかった
です。
・法人化のメリットは、従たる事務所設置ができることと思いますが、
事務作業的な細かい話でいうと、司法書士源泉がなくなったこと。
デメリットは、領収書に印紙を貼る必要がでたことでしょうか。
ちょうど「登記情報提供サービス」の仕様変更がされますが、ここでも法人の
みに認められているサービスがあるようです。
・法人として信用が増したかどうかはお客様の判断するところです。
ただ、私たちが心がけている丁寧・迅速・きめ細かなサービス、そしてそれを
継続して行うということは、法人という複合体であるゆえに所員で協力しや
すい部分があるように思います。
これからも司法書士法人TOTALを、どうぞよろしくお願い申し上げます。
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