ご相続のお手続き等で「亡くなられた方の出生から
死亡までの戸籍」の取得を進めていくと、現在の横書き
の戸籍と違って縦書きになっている戸籍を目にする機会
があろうかと思います。今回はこの縦書きの戸籍、改製
原戸籍について簡単にお話ししたいと思います。
「出生から死亡までの戸籍」
まず、相続のお手続きでは、「亡くなられた方の出生
から死亡までの戸籍」が必要になることがあります。
これは、相続人の有無を確認するためのもので、亡く
なった時点の戸籍だけでは相続人全てを確認できないた
め、そこから古い戸籍(生まれた時)へと遡って取得して
いきます。
改製原戸籍とは
そうして遡っていくと、戸籍の様式変更の時期へ差
し掛かります。その際に、当時有効な戸籍は、新様式
へと作り替えられました。この、作り替え前の戸籍が
改製原戸籍になります。
改製原戸籍を読む時に
現在の戸籍ではアラビア数字が使われていますが、
改製原戸籍では改竄などがされないように大字(壱、
弐、参...)が使われています。他にも、変体仮名
が使われていたり、印刷がかすれていたり、手書き
だった時代のものは達筆すぎたり字のクセが。。。等々、
読み難いものがよくあります。
そんな時は、その戸籍を発行した役所に電話して聞い
てみると教えてもらえることもあります。どうしても読
めない場合には、一度お試しください。
改製原戸籍は古くなればなるほど読み難く、読み解く
のにかなりの時間がかかる場合もあります。弊社では、
戸籍を収集するところからも相続のお手続きを承って
おりますので、よろしければお気軽にお問い合わせく
ださい。