会社の銀行口座開設の必要書類
会社の設立登記が完了したしたお客様が
その次にすることは何でしょうか。
設立直後は色々とやらなくてはならないことが多いのですが、
まず真っ先に会社名義の銀行口座の開設をするお客様がほとんどです。
既に発生した売上が口座ができあがるのを待っているからです。
会社の銀行口座開設の為には届出印の他、
下記のものが一般的には必要です。
- 会社の登記簿謄本(登記事項証明書)
- 会社の印鑑証明書
- 定款
- 代表者本人の身分証明書など
今までは上記を用意すれば比較的スムーズに口座開設することができました。
ところが近頃、あるメガバンクで口座を開設しようとしたお客様から
これらの書類だけでは「銀行が口座の開設をしてくれない!」という話を耳にしました。
上記書類の他に税務署に届出する「法人設立届出書」の控えを要求されたそうです。
(更に「一定期間の経営実績がないとダメ!」なんていう話も)
登記簿謄本や定款で会社の実体は確認できるはずなので、
ずいぶん厳しいなぁ。。。と感じましたが、
銀行からすれば詐欺やマネーロンダリングなどの不正目的で法人口座を開設する事を防ぐのはもちろん、実際に運営する気がないような会社とは取引したくないという意味もあるのでしょう。
設立登記が完了すれば会社自体は出来上がりますが、
それだけでは足りないということなのですね。
もちろん全ての銀行で要求される訳では今のところないようですし、
銀行・支店により口座開設のための必要書類・審査基準は異なります。
(都市銀行より地方銀行のほうが比較的開設しやすいようです)
法人口座を開設する場合はいきなり支店に行くことはせず、
必ず事前に必要書類・手続を直接銀行に確認してから行くようにして下さい。
せっかく口座開設に行っても書類が足りず、
出直しでは設立直後のスタートダッシュが台無しですよね。
(TOTALの会社設立では法人設立届出書の作成・届出代行も対応可能です。ご相談下さい)